発達障害の子供を育てるお母さんが書いた本を読みました!
娘が発達障害と診断されて…母親やめてもいいですか 絵・にしかわたく 文・山口かこ
よくある ほのぼの系育児漫画じゃなくて 途中から「え!うそでしょ!怖いよ!」ってなりました。
最後は、ウッウッって涙が込み上げてきました。
悲しかったー。
特に子供が静かに泣くところ。
小さいときは、パニックで手がつけられないくらい癇癪起こしてたのに。
シクシクと声を出さないように泣く姿は、辛かったです。
発達障害について 分かりやすく説明してあります。
手足に砂がつくのを嫌がるのは、「感覚過敏」
激しい癇癪は、「パニック」
頭を叩くのは、「自傷 」
うちのグレーちゃんと同じ症状だったから、とても共感できました!
なかなか同じ症状ってないですよね。
ADHDの受動型って、お母さん以外には分かりにくいような気がします。私も、子供たちも受動型なので この本はかなりはまりました。
周りからは普通にみられます。
え?大丈夫だよー、って言ってくれる気持ちは嬉しいけどね。
でも モヤモヤしちゃう。
グレーちゃんは、5歳の今はパニックも癇癪もだいぶなくなりました。
それでも本人は凄いストレスと戦いながら生活しています。
例えば、重力不安です。脳が重力の変化に過剰に反応してしまう状態。不安定な足場や、地面から足を離すことに強い恐怖心を示す。
っていうのがあるんですが、
ちょっとの高さでも 凄い高く感じるらしいんです。
階段一段でもジャンプするのが怖いです。そんなに?ってくらい、ジャンプする前に緊張します。あげく、ジャンプを諦めます。
ただの小心者だと思ってたけど、違うんだね。
この漫画、疲れたお母さんにオススメです。
お母さんやめたいなー、って思ったことないですか?
私はありますよ。
女子やめたい、
人間やめたい、
お母さんやめたい。
しょっちゅう、色んな事をやめたくなっています。
この漫画の著者、かこさんは そこら辺を赤裸々に書いてくれています。
かこさん自身は、定型だから余計に受け入れがたい現実だったんでしょうか。
どうして旦那さんは、放置したんでしょうか。
なんだか、そういう夫婦関係も似てるんですよね。
読んでほしいー。
発達障害の子供いなくても 読んでほしいー。
そして、自分の旦那さんにも読んでほしい。