朝から、ピンポーン!え?7時53分だよ、何事なの!
朝が嫌いなバニラ子です。また朝がきた‥
しばらく起き上がれず布団でダラダラしてたら、ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン‥
連打してる奴がいる。音の具合でタダゴトではない雰囲気なので 仕方なく急いで上着を羽織り、マスクして玄関へダッシュです。
体が重くて、廊下が沈みそう。
玄関のドアを開けると、近所の人が二人立っている。一人はいつもの監視おばさん。もう一人はやけに上品ぶるけど性格のキツさが顔に染み付いている私の苦手なタイプのおばさん。このタイプは、絶対に私みたいな女を軽蔑しているの。
「いつまでカーテン閉めているの!」
「大丈夫?」
「みんな噂をしているよ、カーテン開けるのが遅いって」
まただよ、このパターン。みんなが、みんながって。本当に近所の人は、我が家のカーテンが開いてるか開いてないかを 気にして話題にしているんだろうか?
大丈夫?って何だろう。
言葉が見つからず無言で怪訝な顔をしている私に、監視おばさんは重ねて言う。
「仕方ないじゃない、見えるんだもん」
少し離れたとこに立つ、もう一人のおばさんが凄く嫌な感じでニヤニヤして笑っていた。
気持ち悪い‥
確かに、朝陽を浴びるには遅い時間だけど。それほどにやらかしているつもりは、私にはない。
カーテンって、何時に開けるかを私は知らないし、
カーテンについて話題にしている団体を初めて見た。
衝撃的です。