自分からひきこもりを希望しているけど、ひきこもれない女もいるよね。
最新刊じゃありませんが。タイトルにひかれて読みました。
ひきこもる女性たち 池上正樹 KKベストセラーズ
2010年に、内閣府が行った「ひきこもり」の定義は下の通りです。
- 趣味の用意のときだけ外出する
- 近所のコンビニなどには出かける
- 自室からでるが、家から出ない
- 自室からほとんど出ない
この状態が6ヶ月以上続いた人は、約70万人でした。そのうち女性は23万6千人です。
調査対象は、39歳までということを考慮すると実際に女性のひきこもりは47万人以上いると憶測されます。
また、「自宅で家事・育児をすると回答した者を除く」と定義されています。
本の中で、どうして彼女たちは ひきこもりになったのかを紹介されています。
第3章の主婦はひきこもりじゃないのか。に、注目しました。
主婦でひきこもりになった理由がもう!私みたい!だったんですよね。
うん、うん!わかる、わかる!って思いながら読みました。私だけじゃないみたい、親の不登校。用事がないけど、怖くて行けない人が私以外にもいるみたいです。
嬉しい。
いや、悲しい?
結婚してしまうと、更に子供が産まれると 母親は強制的に社会に出なくてはいけない場面が増えます。とても狭くて屈折した社会に強制参加です。
人間関係がトラウマな私は辛くて仕方がないです。参加すればするほど新たなトラウマが増えます。
幼稚園のバス停まで行くのさえ辞めたいのに。
田舎だから、近所の監視も異常です。
内閣府のひきこもりの定義に当てはまる私ですが、実際は、完全に他人の視線や思考から隔離されるのが理想なので、全くひきこもれていないという認識です。
贅沢ですか?
だから、ひきこもり女性を守るためにどうこうとか、ひきこもり女性を孤独から救うためにどうこうとかは、お門違いな気がします。
ひきこもっても 良いんじゃない?
ひきこもり女性が集う会があるみたいですが、そこでワハハ!って笑っていられる人は勝者で、そこでの人間関係にも敗れて消えた人だっているんじゃないか。
ひきこもりを認めるために一番の難問は、お金!です。生活保護じゃなく、家の中で収入を得られたら!そしたら、一生ひきこもりで良いんです。無駄に人間に関わる必要はなし。
全員がひきこもる訳ないんだし。
色んな人がいて良い。
コミュニケーション能力に欠陥がある女性が一人で自立できるなら、無駄に結婚して育児するという苦行をしなくて済むんじゃない?逃げ場として結婚した人、多いはずだから。
結婚できなきゃ、風俗か刑務所かな。
本にはなかったけど、発達障害の治療や支援がないままの人の ひきこもりは、かなり高いかも?って思ってしまいました。