バニラのキブン

アラフォー主婦です。わきがや発達障害など、悩んでることや日々の出来事を書いてます

「ひきこもる女性たち」を読んでみた。

自分からひきこもりを希望しているけど、ひきこもれない女もいるよね。

最新刊じゃありませんが。タイトルにひかれて読みました。

ひきこもる女性たち 池上正樹    KKベストセラーズ

2010年に、内閣府が行った「ひきこもり」の定義は下の通りです。

  • 趣味の用意のときだけ外出する
  • 近所のコンビニなどには出かける
  • 自室からでるが、家から出ない
  • 自室からほとんど出ない

この状態が6ヶ月以上続いた人は、約70万人でした。そのうち女性は23万6千人です。

調査対象は、39歳までということを考慮すると実際に女性のひきこもりは47万人以上いると憶測されます。

また、「自宅で家事・育児をすると回答した者を除く」と定義されています。

本の中で、どうして彼女たちは ひきこもりになったのかを紹介されています。

第3章の主婦はひきこもりじゃないのか。に、注目しました。

主婦でひきこもりになった理由がもう!私みたい!だったんですよね。

うん、うん!わかる、わかる!って思いながら読みました。私だけじゃないみたい、親の不登校。用事がないけど、怖くて行けない人が私以外にもいるみたいです。

嬉しい。

いや、悲しい?

結婚してしまうと、更に子供が産まれると 母親は強制的に社会に出なくてはいけない場面が増えます。とても狭くて屈折した社会に強制参加です。

人間関係がトラウマな私は辛くて仕方がないです。参加すればするほど新たなトラウマが増えます。

幼稚園のバス停まで行くのさえ辞めたいのに。

田舎だから、近所の監視も異常です。

内閣府のひきこもりの定義に当てはまる私ですが、実際は、完全に他人の視線や思考から隔離されるのが理想なので、全くひきこもれていないという認識です。

贅沢ですか?

だから、ひきこもり女性を守るためにどうこうとか、ひきこもり女性を孤独から救うためにどうこうとかは、お門違いな気がします。

ひきこもっても 良いんじゃない?

ひきこもり女性が集う会があるみたいですが、そこでワハハ!って笑っていられる人は勝者で、そこでの人間関係にも敗れて消えた人だっているんじゃないか。

ひきこもりを認めるために一番の難問は、お金!です。生活保護じゃなく、家の中で収入を得られたら!そしたら、一生ひきこもりで良いんです。無駄に人間に関わる必要はなし。

全員がひきこもる訳ないんだし。

色んな人がいて良い。

コミュニケーション能力に欠陥がある女性が一人で自立できるなら、無駄に結婚して育児するという苦行をしなくて済むんじゃない?逃げ場として結婚した人、多いはずだから。

結婚できなきゃ、風俗か刑務所かな。

本にはなかったけど、発達障害の治療や支援がないままの人の ひきこもりは、かなり高いかも?って思ってしまいました。